豊中混声合唱団演奏会
昨年に引き続き演奏会を聞きにいく。簡単に感想を。
- ~オープニング~ グレゴリオ聖歌「死者のためのミサ曲」より、Introitus(入祭唱) Requiem(西岡茂樹指揮)
- きれいに整ってはいるけれど、言葉の流れがいまひとつ。自然に息が流れて言葉が音楽に乗っていく。 そういうレベルには達していない。いっさ西岡さんの指揮なしで歌うという試みがあったら良かったかも(と外野の無謀な意見)。
- I. 混声合唱のための「原爆小景」より、1. 水ヲクダサイ、4. 永遠のみどり(原民喜作詩、 林光作曲)(西岡茂樹指揮)
- 難しさのみが伝わって、歌い手の思いは私のところまでは届かなかったような気がする。 新たに追加された4番は、「ひたすら」 ではなくもっと響きの広がりがある歌い方のほうが好みである。 8月9日に行われるグローバル・ピースコンサートでは、 この辺のところはもっと練り上げられてくるのだろう。 それにしても、1ステからこの曲ってのはすごすぎる。
- II. 私たちの星(谷川俊太郎作詩、松下耕作曲)、うたをうたうとき(まどみちお作詩、 松下耕作曲)(西岡茂樹指揮)
- 「上手い」と言うには気になるところはあるけれど、子供らの声が聞き手の心にダイレクトに伝わってくるのが感じられる。 まっすぐな声だからこそぐっと来るのかもしれない。 大人の声の存在感なんてどこに行ってしまったのかと思うくらいだ。 少年少女とのコラボレーションは、近い将来のトヨコンを更に飛躍させる予感がする。
- III. 混声合唱とピアノのための「イザヤの預言」(高田三郎作曲)(西岡茂樹指揮)
- 須賀さんの指揮で大阪のコンクールで演奏したサウンドが再現したようなそんな気が一瞬したのは気のせいだろうか。 トヨコンの底流に流れている音楽がそこにあった。 この曲のつくりに関してあえて言えば、西岡さんはコントロールしすぎの感がある。 歌い手に任せてしまう部分がもう少しあってもいいのではないかなあ。 それができる合唱団なのだし。
- IV. 混声合唱組曲「マリアの歌」(邑上博子作詩、高田三郎作曲、須賀敬一編曲)、ピアノ伴奏による「典礼聖歌」 (高田三郎作曲)(須賀敬一指揮)
- 細かいところのコントロールは往年の演奏には及ばないが、日本語がしっかり伝わる須賀さんの音楽がそこにあった。 音程が乱れたのが残念だなあ。 主犯はソプラノだと思うぞ。看板が乱れたらやっぱり気になるよね。
- V. 混声合唱のための「地球へのバラード」(谷川俊太郎作詩、三善晃作曲)(西岡茂樹指揮)
- 西岡さんの思いがすごく伝わってきた。 現在の世界情勢と閉塞感と。ひとりの人間として何ができるんだろう…。 惜しむらくは、 歌い手がついていってない部分があったこと。 音程や声の持続にあちこち破綻が合ったのは残念である。 まあ、 高度な要求をしてしまうのは、私がトヨコンに期待しているせいだ。
おもいっきり好きなことを書いてしまった。関係者の皆さん、悪く思わないで。これは私の愛情表現です(^_^)。