つれづれ日記〜子午線通信〜(2001年5月27日〜6月2日)

鳴門観光 小泉首相のひと月 取りたての野菜 ホームページのつくり メル友について チラシ作成 沖縄料理居酒屋

鳴門観光(2001年5月27日)

戻る 先頭へ

研修会の翌日は懇親会と称して、ゴルフ組、釣り組、観光組の三つにわかれての実施である。 私は当然のごとく(何でや?)観光組である。

鳴門といえばやはり、鳴門海峡の渦潮だろう。 という訳で、観光船で渦潮体験である。

渦潮に船で入っていくのは、漫画みたいにスリリングなものかと思っていた。 実際はそれなりに大きな船なので、ほとんど揺れることもない。 激しい揺れに耐えながらというのを期待していた私にとっては、 ちょっと物足りないものだった。 ちょうど潮の流れが緩んだところだったというのもあるだろうが…。 もっとも、スリリングなものであったら、観光船の許可が出ないと思われるので、 たいしたことがないのは当たり前なのかもしれない。

われわれの船の後方には、小型漁船をチャーターしたような観潮船がいて、 こちらはかなり揺れていた。 あれくらいスリルがあるほうが私の好みだったな。

次は窯元へ移動する。 作っているところが見られるのかと期待したが、 土産物屋という雰囲気のところであった。 今ひとつ心惹かれるものもなく、結局何も買わなかった。 ちょっといいなと思ったのは高かった。 登り窯のところにあった水琴窟は庭があれば欲しいものだ。

次はお寺である。 京都の仏閣を想像していたら、お遍路さんの第一番札所の霊山寺だった。 商業化されたお遍路さんって、ちょっと心理的に拒否してしまうな。

ホームページを「遍路」で検索してみると、 いくつかのページが引っかかってくる。 自転車で回っている人もいるようだ。 お遍路さんツアーでまわるよりは、こつこつと回るほうに共感するな。

もうひとつ行く予定だったらしいが、 時間切れでアウト。 食事の後はみやげ物を買って高速バスで帰途に着いた。 高速鳴門から高速舞子まで1時間弱で到着である。 明石海峡大橋の威力はすばらしい。

小泉首相のひと月(2001年5月28日)

戻る 先頭へ

小泉さんが首相になって一月だとか。 内閣支持率も史上最高らしく、80%を超える驚異の数字を記録している。 首相が変わったからといって、具体的に何かが変わったかというと取り立てて何もない。 しかしながら、何かを変えようというメッセージが伝わってくることは確かだ。

世間では、イメージ先行だとか、具体的な中身がないと辛口批評する人もいる。 でも、メッセージが伝わってくるような首相というのは、 これまでにない大きな変革である。 とにかく何かやってみてくれと応援したくなる。

一方、首相に対して何か批判的なことを言うと、 その人に対して怒りのメールなどが送られるという問題も発生しているらしい。 反対のための反対であれば、そういう批判にさらされてもしかたがないが、 前向きな議論に対しても、感情的な反発があるのはいただけない。 無批判の受け入れは、それはそれで危険だ。 きちんとした議論を尽くすこともまた重要である。

本当に政治が変わるのか、それとも一時的なパフォーマンスで終わるのか。 前者を望むこの頃である。

取りたての野菜(2001年5月29日)

戻る 先頭へ

今年の家庭菜園の収穫が始まっている。 あまり大きくはならなかったが、レタスやサラダ菜を少しずつ収穫して食べている。 農薬の心配はしなくてもいいし、新鮮さは折り紙付きだし、 味のほうも良い。 気分の問題かもしれないが、気分良く食べられるということは、それだけで幸せである。

シソのほうも同様に収穫をしている。 薬味としてだけではなくて、サラダのように食べるのもそれなりに旨い。 肉と一緒に食べるとすっきりとした味わいで、 けんこうにも良いような気がする(^_^)。

もうしばらくすると食べ尽くしてしまいそうなので、 再度蒔いてみようかな。

ホームページのつくり(2001年5月30日)

戻る 先頭へ

世の中には、思いっきりかっこよくデザインしているwebも少なくない。 もちろん、デザインの美しさだけでなく、見る側の負荷を考えた作りのページもあるのだが、 デザインに凝ったページは画像が多くて、ちゃんと見えるまでに大変な時間がかかるのがほとんどである。 ケーブルテレビのLANなど、高速常時接続も増えてはきているが、 やはり回線が細いことを考慮したページにして欲しいものだ。

さらにいうと、画像が見えないと何が書いてあるか良くわからないページも少なくないのだ。 見栄えはもちろん大事だが、書いてある内容こそが大事なのだ。

画像がメインコンテンツのwebも当然あるだろう。 でも、画像だらけのwebって、考えにくいなあ。

私のwebにはほとんど画像がない。 さらには、飾りも少なくて、もう少し遊びがあっても良いのにと思う人も多いだろう。 デザインが悪いのは私のセンスが悪いからで、それは仕方がない。 誰かコーディネータになってくださいと言っておこう。 ただ、デザインは考慮しても、基本は私の書いた文章なんだろうし、 今後もこの方針は変わらないだろうなあ。

メル友について(2001年5月31日)

戻る 先頭へ

webを開設していると、まったく見ず知らずの人からメールが来ることがある。 spamメールの嵐に巻き込まれたことは一度や二度ではないといえよう。

もちろん、迷惑なメールばかりではなくて、 「実は私もOBです」「お久しぶりです」という出会いのメールも少なくない。 webの感想をくれる人もあり、その後も何回かメールをやり取りして、 いわゆるメル友状態になったりすることもある。 やり取りする中で、意外なつながりが発見されたりして、 結構面白いこともある。 同様に、webを読んだ感想をメールで送ったこともあり、 インターネットを満喫しているといえるだろうか。

一方、最近i-mode対応の電話にしたこともあり、 近頃世の中で問題となっている「出会い系サイト」のことを考えてみたい。

新聞記事から想像するに、 メールでやり取りを何回かしたあとに、 「どこかで会いましょうか」という展開になって、 実際にあったところトラブルになって…というように事件が発生しているのである。 わずかの文字上のやり取りで、すっかり親密になったような気がするというのは、 それは無用心だというような論調を目にすることもある。 冷静に第三者の目で見ればその通りである。 でも、当事者にとっては確かに親密になっていたのだろう。 少なくともメールの中では。

私が電子メールを使い始めた頃、インターネットというツールは一部の技術者と研究者の世界のものだった。 参加者もある程度限られていて、ネットニュースの流量は、すべての記事に目を通すだけの時間が取れる範囲だった。 そして、最初にその世界に入り込んだとき、 すっかり魅せられてしまって、1ヶ月くらいは他のことをそっちのけでのめりこんだ記憶がある。 いわゆるネットワークハイ状態である。

ネットワークハイ状態では、そのバーチャルな世界に自分自身が同化して、 すべての出来事がネットワーク世界にリンクしているような感じである。 だから熱く議論したし、そこでのメンバーには親密なものを感じたものである。 ほんの少しのつながりしかないのに、ずいぶん昔からの知り合いのような感覚もあったと思う。

この当時は、まだ接続されている範囲も限られており、 必ずしも実名が明らかになっていなかったにせよ、 限りなく人物が特定できる環境だった。 そういうこともあってか、犯罪につながるような問題は多分なかったと思う。 仮にあったとしても、すぐに身元が割れ、お縄になっていただろう。 それに、暗黙のルールがあって、実世界での常識による歯止めもあった。 バトルはそれなりにあったにせよ、節度はあったし、はみ出た場合は顰蹙を買って退場という自浄作用もあったのだ。

とまれ。 IT時代とはいえ、所詮人間同士の付き合いである。 技術の進歩の速さに人間の感覚はついていっていないのだ。 何十年前の人間付き合いの常識はいまだ通用しないといけないのだ。 いくら親しくても限度はある。 いきなり知らない人と夜中に人気のないところで会うなんて、 常識以前の話である。 危機管理意識が欠如しているとしか思えない。 自分の判断が間違っていたときの安全弁を確保しておかなくてはいけない。

夜遅くに、塾帰りの小学生がうろうろしている。 この辺から常識が崩壊しているのかもしれない。 受験勉強をする前に、常識を教えるべきなのかもしれない。

チラシ作成(2001年6月1日)

戻る 先頭へ

コンサートのチラシの版下がようやく完成した。 昨年より一月遅れだ。 ちょっとイラスト担当者にトラブルがあったので仕方がないのだが。 それ以外は、なんとか順調かなあ。

沖縄料理居酒屋(2001年6月2日)

戻る 先頭へ

いつも練習後に呑みに行っているところが5月末で閉店となった。 別に経営不振であったという訳ではないのだが、そこのマスターがやめたくなったとのことだった。

という訳で、路頭に迷ってしまったのだが、 移転先と聞いていたところを訪問することにした。 場所は灘駅の近く。 JR組にとっては近くてよいというところか。 行ってみると、新店舗開店というわけではなくて、 1年半ほど前から営業をしていたらしい。 単にもうひとつ呑み屋さんを経営していたわけね。

さて、そのお店は民謡酒場と称して、沖縄料理と沖縄民謡が売り物ということらしい。 マスターは我々の訪問にいたく感激して、飲み物一杯ずつご馳走になってしまった。

マスターが話すのを聞いていると、まるでNHKのちゅらさんのようで、 テレビで話しているのはちゃんとした沖縄弁ということがわかってしまった。 人懐っこさといい話っぷりといい、ちゅらさんの「ゆがふ」のようなお店である。 さらには、沖縄バンドが登場して、われらを巻き込んで沖縄盆踊り大会になってしまうほどの盛り上がり。 ちょっと体力がもたないかも。

毎回はつらいけど、たまには練習後に行くんだろうな。


戻る 先頭へ 前週へ 次週へ
Kamimura Masatsugu (HOME: Akashi city, Hyogo)
E-mail(Home): kam@mxr.mesh.ne.jp
NIFTY: GDH01673@nifty.ne.jp